さくらの森
学園だより

コロナ禍の中で迎えた夏休み

Vol.21

令和2年9月

コロナ禍の中で迎えた夏休み。この夏はお泊り行事を企画しようと意気込んでいましたが、Go to travel できないままに 2 学期を迎えました。

緊急事態宣言で控えさせていただいた保護者との面会を 7 月に再開しましたが、大都市では感 染拡大が止まらず、高知県内でも障碍者施設や家族旅行でクラスターが発生と、心配な状態が続い ています。ワクチンが早急にできればと願っていますが、安全性の問題や供給量から with corona は続くとの意見が多く聞かれます。
不顕性感染(ウイルスに感染しても症状が出ないこと)が多く報告されていることから、職員の 行動規範、検温、手指消毒、施設内の定期的な消毒や換気、園外に通う子ども達に対して帰園後の シャワーや、食事時に密接にならない工夫をし感染予防に努めています。

今年 8 月に高知県で開催される予定だった全国児童心理治療施設職員研修会は来年に延期となりましたが、オリンピック同様、通常開催できるのか現時点では不透明です。
オンラインとオンサイト併用での準備を進めることになりそうですが、オンラインの場合、酒国 高知、献杯返杯はさすがに控えても、自慢の鰹のたたきに地酒の飲み比べ、よさこいを皆で踊り、 他施設との情報交換や交流ができないのでは高知らしさが出せません。 一方、高知では夏から秋にかけて台風襲来のリスクがありますが、オンラインであれば中止という 事態は避けることができ、移動がないため今までよりも多くの方に参加していただけます。

これからはオンライン&オンサイトが新しい大会様式となりそうですが、直接会って語らうことで得るものも大きいですし、高知県民として宴席(高知県ではおきゃくと言います)は大事にした いと思っています。
さて、今年の秋祭りですが、真夏でもコロナの感染力が落ちることなく、11 月に感染が収まっているとは考えられず、今年は涙をのんで中止の決断をしました。子ども達の舞台発表を楽しみに してくださっている皆様、中止のお知らせが遅くなりました。来年は無事に開催できて皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。

毎年起こる台風や豪雨災害、悲しいことに今年もすでに数か所で発生しています。
被災された皆様には心からお見舞い申し上げます。
最近の異常気象やパンデミックにより子ども達が暮らす未来に黄色信号が点滅しています。
皆さんは地球にやさしい行動を何から始めますか?

施設長 中村久美

苺狩り



佐川町黒岩の横畠さんから、今年も苺狩りにご招待いただきました。
緊急事態宣言で休校が続き、外出もできず、園庭で遊ぶだけの日々だっ
た子ども達に授業が再開され初めての校外学習です。
苺狩りに向かう移動中の車中から見る見 慣れた町内の景色が、お籠りの日々のせい か鮮やかに見えたようでした。
久しぶりの外出と美味しい苺に大興奮! 特に今年の苺は大粒が多く甘くて、食べ るのに夢中で、ハウスの中が教室と違ってとっても静かでした(笑)
参加していない本校に通う子や高校生にとたくさんお土産用の苺も摘 んで、園に帰ってからは苺パフェを作って食べたりジャムにしたりと苺 尽くしの一日でした。

杜棟

5 月末まで高校生ばかりだったのですが、小学生が 1 名新しく仲間入りした 杜棟です。
子ども達からリクエストが多かった夏休みの行事として、越知町の小浜キャン プ場で緊急事態宣言以来初のお出かけ行事に川遊び BBQ を行いました。
キャンプ場と言っても施設から車で15分、都会のように人でごった返してい ることもなく、清流仁淀川を貸し切りに川遊びを満喫しました。
8 月に入り晴天が続いていたのに、前日の午後に雷警報と共に激しい雷雨。明日の BBQ は中止になるかとやきもきしていましたが、お天気も良くなり一安心。 みんなこの日を楽しみにしており、釣り竿や浮き輪など遊ぶ道具の準備も念入りにしていました。 率先しての荷物運びや BBQ の準備とテキパキ動く子ども達!
思春期真っ只中の子ども達が多い杜棟ゆえに、職員と言葉のバトルがたま~にありますが、自然の中でゆったり流 れる時間を共有し、虫の居所が悪い時に聞こえる「はあ、 こんなもん食えるか!」「いらん」「食べん」の声はなく、笑
顔でお肉をモリモリたくさん食べていました(笑)




樹棟



今年に入って新しく小学生 2 名が仲間入りし、ますます賑やかになった樹棟。
夏休みに棟行事で川へ行きました。子どもたちは川に着くなり「待ちきれな い!」という様子でさっと水着に着替え、それぞれに浮き輪などを持ち川へ入 っていきます。川では、お互いに水をかけあったり、浅瀬で恐々と泳いだりす る子がいる一方、泳ぐ事が苦手な子は魚などを捕まえるなどして、思い思いに 川遊びを楽しんでいました。
バーベキューの準備ができると炭の焼ける臭いと煙を見つけ、職員が呼ばな くても川遊びを切り上げてやってくる子どもたち。 お肉や野菜をしっかり食べた後、デザートに焼きマシュマロを頬張りお腹いっぱいになりました。
新型コロナの影響もあり、夏休み中は遊びに行くことも出来ずに園内で過ごしていたので、子ども達も職員も良いリフレッシュになりました。

華棟

 今年になって小学生が 1 名仲間入りした華棟です。 今年の夏休みはコロナの影響を受け、子どもたちに人気の高いイオンへの外出は感染のリスクを考えていくことができず。 文殊様のお祭りも中止、縁日で食べるか氷、花火もなしの夏(涙) そこで町内にかき氷を食べに行き、園内のグラウンドにて花火を 楽しみました。
かき氷は散歩も兼ねて目的のお店までみ んなで歩いて行きましたが、暑い暑い!連日の35度超えの炎天下で汗を流 した分、かき氷は普段の数倍も美味しく感じることができました。 華棟花火大会では、お祭りの夜空に上がるような打ち上げ花火こそありませんでしたが、様々な種類の手持ち花火の光の変化に子どもたちも「わあ〜キレイ!」と大喜びで感動していました。
みんなが花火を楽しむ中、普段夜出かけて星を見る機会がないこともあり、 夜空を見上げ、煌めく星たちに思いをはせる子もいたり、それぞれの楽しみ 方で、夏の思い出の 1 ページを刻みました。




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                                     敬称略順不同 令和2年4月〜



手指消毒用ジェル、不織布マスク等、感染予防の物資のご寄付ありがとうございました。
手作りマスクは職員のお母さんや友人、関係者が不織布マスクの入手困難な時期に届けてくださいました。
その後、高知県からの支給もあり不織布マスク、消毒用アルコールの在庫を確保することができました。皆様本当にありがとうございました。

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