個性を尊重し 心に寄り添い 日常を丁寧に営んでゆく

社会には様々な理由で保護者がいなかったり、保護者の適切な養育を受けられなかったりする子どもたちがいます。さくら園では児童相談所から措置された18歳未満(場合によって措置延長あり)の子どもたちが生活しています。

NEWS

一般財団法人 篠原欣子記念財団様より助成を頂きました。

特別ではない、
ふつうの生活。

「おはよう」のあいさつで一日が始まり、朝ごはんを食べて、歯磨きをしたら、「行ってきます」と地域の学校や幼稚園へ登校します。学校が終われば、クラブ活動をしたり、友達と遊びに出かけたり、宿題や読書をする子もいます。おいしい夕食と楽しい時間を過ごしたら、「おやすみ」と温かい布団で眠りにつきます。どこの家庭にもある風景が、児童養護施設でも日々営まれています。

それぞれの子どもに合った支援を専門職員が行ない、心身ともに健やかな成長を保障します。

できるだけ家庭に近い落ち着いた雰囲気の中で、子どもたちの生活が営まれるよう心尽くしています。

子どもたちは地域の学校(佐川小・中学校)や、それぞれの希望に沿った高等学校に通学しています。就学前の子どもたちは一定の年齢になると幼稚園に通います。

理念

さくら園には4つの理念があります。この4つの理念は、職員一人ひとりが大切にしていることや、子どもたちに「こんな人に育ってほしい」思いを込めてつくりました。

  • 自分も周りの人も大切にできる子ども
  • 主体性を持って意思決定でき、自己表現ができる子ども
  • 困った時に相談できる子ども
  • 基本的な社会生活のマナーやルールが身に付いた子ども

誰かに相談できる力や人を信頼する力、自分も周りの人も大切にできる力、自分の考えを持ち主張できる力は将来、彼らの社会生活を豊かにしてくれるものになります。また、基本的な社会生活のマナーやルールといったものは、人と人との関わりがなければ培われません。生きていくうえで不可欠な力をさくら園での生活を通して身につけてほしいです。

専門職員が
チームワークで
支援を行います。

子どもたちにとって、児童養護施設は日々生活する「家」であり、ともに過ごす職員は家族のような存在でもあります。職員にも、児童養護施設は職場であると同時に「家」であり、職員は職業人であると同時に、子どもに寄り添う一人の養育者でもあります。

当園では、子どもたちの日々の養育を担う児童指導員や保育士を始め、食事・食育を支援する栄養士や調理員、子どもの心理面をサポートする心理療法職員、地域の子育てを支援する職員など、様々な専門職がチームとなって、子どもたち生活を支えています。

ケアワーカー

保護者に代わって子どもたちの養育を行う

子どもたちにとって一番身近な存在として、日常生活をサポートする養育の専門職です。嬉しいことも悲しいことも共有しながら、子どもたちとの関係を丁寧に築いていきます。

家庭支援専門相談員

家庭復帰等を支援、地域の子育て家庭の相談援助等

ファミリーソーシャルワーカーとも呼ばれ、保護者などへの支援を通じて、子どもの家庭復帰等を支援します。また、施設を退所した子どもたちの相談援助や、地域の関係機関との連絡・調整、地域の子育て家庭の相談援助等を行います。

心理療法担当職員

心理的困難の改善や、心理面から他の職員へ助言したりします。

虐待等を受けた子どもたちに、遊戯療法やカウンセリングなどの心理療法を実施して、心理的困難の改善や、安心感・安全感の再形成、人間関係の修正等の支援を行います。また、心理面から他の職員へ助言したりします。

栄養士

おいしく栄養バランスのとれた献立や食事を提供

個々の子どもたちの身体の状況や栄養状態等に応じて、おいしく栄養バランスのとれた献立や食事を提供し、調理員や保育士・児童指導員と連携して、子どもたちの健やかな成長を支援します。

調理員

毎日あたたかい食事を提供

栄養士と連携して、園全体の食事の調理を行う職員です。学校や子どもたちの都合に合わせて、食事を提供する時間を変更しています。お正月や七夕にはスペシャルメニューを作ります。

事務員

総務や家計を一手に担う

子どもたちが生活をしていく上で必要な事務手続きを一手に担っています。お金の管理も行い、子どもたちの資産を大切に守ります。

入所について

  • 定員35名。生活棟は5棟に分かれており、1棟につき6名程度の子どもたちが暮らしています。
  • 一人一個室でプライバシーも保障されています。
  • さくら園の子どもたちの平均入所年数は5年6ヶ月です。
    (2021年9月時点)
  • 3月には棟編成があり、居室が移動になる場合もあります。

委託一時保護

児童相談所からの一時保護委託を受ける場合もあります。

  • 定員 35
  • 生活棟 5(1棟6名程度)
  • 平均入所年数
    56ヶ月

7 の特徴

子どもの個性を尊重した
サポートを心掛けています。

1

豊かな四季の中でそだっていく

さくら園では一年を通じてさまざまな行事を行っています。お花見やお月見、南の島への海水浴など、四季折々の楽しみ方を大切にしています。3月には就職・進学を祝う会も開かれ、子どもたちの新しい門出を見送ります。

2

社会経験を通した学び

高校生になると、アルバイトに励む子どもたちもいます。アルバイト先は地域にあるスーパーやホームセンター、喫茶店が主です。地域の人に見守られながら、働くことやお金の大切さなどを体験的に学んでいます。

3

興味、関心をのばす

子どもたちの要望に応じて、習い事をすることもできます。ピアノ教室や陸上クラブ、柔道教室、サッカースクール、合気道など習い事の種類は多岐に及びます。習い事へは子どもたちが自分で通ったり、職員が送迎することもあります。

4

「生活」と「関係性」が続くように

退園や入所などで、一緒に生活するメンバーは変わっていきます。その中でもできるだけ同じ職員が長く子どもと関われるような環境を心掛けています。

5

苦手を克服?学習支援

勉強が得意な子どもも苦手な子どももいます。さくら園では引退した学校の先生(元校長先生という方もいらっしゃいます)を招き、学習支援を行っています。現況だけでなく、人生の大先輩に悩みを聞いてもらう子もいます。希望すれば、地域の学習塾に通うこともできます。

6

進路相談支援

高校生になると将来の進路について悩む子どもも増えてきます。就職・進学どちらにしても、子どもの希望する道を応援できるよう、職員も一緒に悩みます。また、進路に必要な情報や利用できる社会資源(奨学金制度など)を紹介し、こどもの志望が叶うようサポートします。

7

退園後の支援

子どもたちが退園した後も、アフターケアとして子どもに関わることもあります。新生活の様子や困っていることがあれば力になります。園を巣立っていった子たちが、ひょっこり園を訪問してくれることもあります。そんな時は昔話に花が咲きます。

施設紹介

詳細をみる

豊かな自然に囲まれのびのびと暮らしています。
生活棟は5棟に分かれており、1棟につき
6名程度の子どもたちが暮らしています。

1日の
ながれ
入所の場合

※ スケジュール例です。実際と違う場合もあります。

健全に成長し、
自立するために。

子どもたちは施設から学校に通っていますが、それ以外に、余暇や趣味を楽しんだり、四季折々の行事や子ども会など地域のさまざまな活動に参加しています。それらの活動を通して子どもたちが健全に成長し、社会的に自立するための支援がなされています。

平日

6:30 起床 
6:40 朝食・登校準備
7:30 登校
16:00 下校
  宿題・おやつ・余暇時間
18:00 夕食・入浴
19:00 余暇時間
21:00 小学生 就寝
22:00 中高生 就寝

早寝する子も、夜更しする子もいるよ

休日

7:00 起床
7:30 朝食
  余暇時間
12:00 昼食
  余暇時間
18:00 夕食・入浴
  余暇時間
21:00 小学生 就寝
22:00 中高生 就寝

子ども主体の生活を送っているよ

バイトや部活動、習い事など、それぞれの生活スタイルに合わせて過ごしています。

年間主要 行事

4月

入学式 - 始業式 - お花見

5月

こいのぼり - BBQ

6月

修学旅行(学校行事)

7月

終業式 - 海水浴 AED講習

8月

川遊び - 花火 - 始業式

9月

体育祭(中・高生)

10月

コスモス祭り - お月見 - 防犯教室(小学生対象)

11月

酒蔵ロード(地域) - みかん狩り

12月

クリスマス会 - 終業式 - 年越し(子どもも夜更し)

1月

初詣 - 正月外出 - 成人式

2月

節分 - 駅伝

3月

卒業式 - 終業式 - ひな祭り - 就職・進学を祝う会

子どもの誕生日には各棟で誕生日パーティーを開いています。
その他にもお買い物や映画・外食など、楽しいお出かけもしています。

さくら通信web版

園での生活や行事など、
さまざまな便りをお届けします。
さくら通信web版は
年に4回の更新になります。

令和4年2月号

Vol.8 2022年2月号

児童養護施設さくら園 施設理念 私たちは、子どもたちが ・ 自分も周り...

記事一覧

令和3年度 夏号

Vol.7 2021年9月号

[園長の年中夢求] 心理的安全性の高い組織を目指して いつも児童養護施...

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Vol.7 2021年4月号

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悩む前にまずは児童相談所へ
ご相談ください!

児童相談所を通じての手続きが必要です。まず児童相談所にご相談ください。児童相談所が「施設での治療・支援を受けることが適当である」と認めた場合、入所・通所の手続きに進みます。

児童相談所は、県の相談機関として子どもについての様々な相談に応じ、それぞれの問題解決に必要な指導援助を提供するところです。相談や検査についての費用は一切無料です。相談の秘密は固く守られます。 相談と指導には、児童福祉司(ケースワーカー)・児童心理司・医師(精神科医、小児科の嘱託医)など、専門の職員があたります。

高知県中央児童相談所
TEL.088-821-6700
高知県幡多児童相談所
TEL.0880-37-3159