さくら通信
web版

令和3年度 夏号

Vol.7

2021年9月

[園長の年中夢求]
心理的安全性の高い組織を目指して

いつも児童養護施設さくら園、児童家庭支援センターひだまりにご理解、ご協力を賜り、有り難うございます。
さて、園長に就任して半年が経とうとしていますが、職員一人一人の働く姿勢には感服する毎日を送っているところです。そこで、職員個人、個人をチームにすることが私のすべき仕事だなと思い、そのことに夢中で取り組んでいるところです。例えば、「それ、おかしくないですか?」「私はこうした方がいいと思います。なぜかと言うと…」ということが率直に言える組織・チームでありたいのです。一見すると簡単なことのようですが、遠慮したり、気を遣ったりして、意思の疎通がうまくいかなかったことはないでしょうか。

チームの一人一人が、率直に意見を言い、質問しても大丈夫だと感じられる状況、つまり質的な意見を戦わせ、衆知を集めていくことが重要だと思うからです。
どうか皆様、この状況の中ではありますが、くれぐれもご自愛くださいますようにお願い申し上げます。

社会福祉法人 同朋会
児童養護施設 さくら園
施設長 大坂 太一



各棟の生活便り

女子南棟

今年の夏休みは昨年行けなかった沖の島へ海水浴に行くことができました。楽しみすぎて1週間前から荷造りする子どもや普段は早起きが苦手な子も当日は1番に起きてきたりと行く前から当日まで大人も子どもも、とっても楽しく過ごすことができました。夏休み後半はコロナ拡大のため、イベントの参加やお出かけはできませんでしたが、DVD鑑賞をしたり、災害食作りをして過ごしました。ポリ袋でお米を炊いてみたり、新聞紙でお皿を作ったりと年行事で経験しているお姉さんが中心となって、他の子ども達に教えてくれたりとみんなで助け合いながら貴重な体験をすることができました。
まだまだ日々の状況が良くならず、子ども達もうずうずしていますがみんなで楽しく過ごせるよう色々と工夫をしていきたいと思います。

女子 北棟

コロナウイルスの影響でなかなか外出できない状況でしたが、お菓子作りやプラバン、ビーズなどの工作をして楽しく過ごしました。沢山の夏休みの宿題も頑張って取り組みました。

グループホーム棟

夏休み中も、実習や補習で通学することが多く、学校が休みの日はそれぞれアルバイトに励み、とても忙しい夏でした。新学期が始まってからは、更に忙しく過ごしています。

男子南棟

コロナ禍で外出できない日々が続きましたが、一番の思い出になったのは沖の島での海水浴でした。感染対策を十分に行い、出かけました。バーベキューをしたり、好きに泳いだり、船に乗ったり、釣りをしたりと、普段では味わえない経験ができ、子ども達も大満足でした。その他にも棟内で誕生日会を開いて、希望メニューを作ったり、工作で本棚を作ったりと楽しく過ごすことができました。

しかし、忘れてはならないのは、夏休みの宿題です。小学生、中学生は毎朝 1 時間を宿題の時間と決めて毎日取り組みました。小学生の自由研究では「 10 円玉の汚れを 1 番きれいにできる調味料は?」を研究しました。職員も楽しめるユニークな研究でした。大変な時期ではありますが、ある意味特別な夏休みでした。

男子北棟

夏休みは、コロナウイルスの影響で、沖の島へ外出できたことが唯一の楽しみで、今までにない大変な休みでした。そのような中でも、みんなが宿題や工作をがんばり、健康で過ごせたことが良かったです。


さくら園にいつもご支援くださり、本当にありがとうございます。(令和3年 4月~ 8月)

ご寄付・ご寄贈 ・ボランティアして くださった皆さま(敬称略・順不同)

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